変形性膝関節症
変形性膝関節症とは
膝の関節を構成する大腿骨とすねの骨(けい骨)は、
関節包(かんせつほう)という包みに覆われています。
体重の負荷などによって軟骨がすり減ると、
軟骨の細かな「削りかす」によって、
関節包の内側にある 滑膜(かつまく) という膜に炎症が起きます。
炎症はもともと組織を修復するための反応で、
膝の場合は削れた部分の軟骨を修復するために起きるのですが、
炎症の過程で、関節周囲が腫れたり、痛んだりします。
また、関節は関節包に包まれた袋になっています。
この袋の中に常に数ccの関節液があり、
軟骨に栄養や酸素を与えています。
そして関節の中で炎症がおきると、この関節液が増えます。
打撲したところが腫れるのと同じ理屈です。
実は、この増えた関節液がいわゆる「水」というわけです。
つまり「水」は炎症の結果です。
また、膝の痛みも炎症の結果といえます。
軟骨や骨には神経が通ってないので、
軟骨が削れたから痛いのではなく、炎症が起きることで痛みが出てくるのです。
炎症が起きた状態で軟骨に負担をかけると、さらに軟骨が削れて、
それがまた炎症の元になるという悪循環に陥ります。
若い人の軟骨は白く光沢があり、弾力もあります。
それが加齢とともに、
軟骨は黄色くなって、徐々に弾力がなくなってきます。
そうなると軟骨が摩耗しやすくなります。
軟骨が摩耗し、炎症がずっと続くと、
レントゲンでも分かるくらいに軟骨が減ってきます。
また、骨にも影響が出て、骨が硬くなったり、
余分な骨ができてきたり、骨がすり減ってきたりします。
それが、変形性膝関節症です。
予防(日常生活での注意点)
ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
無理な正座をさける。
肥満であれば減量する。
膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。
以上のことなどが挙げられます。
治療
症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、
膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。
また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの
運動器リハビリテーションを行ったり、
膝を温めたりする物理療法を行います。
足底板や専用サポーターを装着することもあります。
きちんとリハビリをすれば
ほとんどの場合痛みは軽減しますが
このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。
これには関節鏡(内視鏡)手術、
高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、
人工膝関節置換術などがあります。
当院では変形性膝関節症の
専門治療も行っております
お気軽にご相談ください。
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